「仕事体験」や開業サポートから、その後どうなった?|今もつながる3人のハウスクリーニング仲間
「仕事体験のその後」を、実際の例で紹介します
こんにちは。
さいたま市を中心にハウスクリーニングを行っている「ワンダフルクリーンサービス」代表の浦上です。
これまで2本の記事で、
「ハウスクリーニングを始める前に、一度実際の現場を体験してみませんか?」
という取り組みについて紹介してきました。
1本目では、仕事体験を始める理由。
▶ハウスクリーニングを仕事にする前に、一度現場を体験してみませんか?
2本目では、仕事体験をした後、技術を学び、開業し、仕事を続けていくまでの選択肢について書きました。
▶ハウスクリーニング仕事体験のその後は?|開業までの選択肢とリアルな流れ
今回は、その続きです。
実は今回の「仕事体験」という考え方は、全く新しく始めるものではありません。
これまでも私は、これからハウスクリーニングを始める方と一緒に現場に入ったり、開業前後の相談に乗ったりすることがありました。
その中には、数年経った今でも仕事仲間としてつながっている方がいます。
今回は、そんな3人との実際の関係をご紹介します。
ケース① 協会からの紹介で出会った石川さん
石川さんと出会ったのは2024年の夏、約2年前です。
私が加盟しているNPO法人日本ハウスクリーニング協会でお世話になっている講師のUさんから紹介されたことがきっかけでした。
当時、石川さんはハウスクリーニング業の開業前後。
私や講師Uさんの現場に入りながら、実際のハウスクリーニングの経験を積んでいきました。
スクールで技術を学んでも、実際の現場では毎回状況が違います。
汚れも違えば、設備も違う。
作業時間も違います。
そうした現場を一つずつ経験していき、現在では私が安心して仕事をお願いできる大切な仕事仲間の一人になっています。
今では「教わる側」から「支える側」に
石川さんは2026年現在67歳。
私から見ると、面倒見の良い「おじいちゃん」のような存在です(笑)
人当たりが良く、これからハウスクリーニングを始める方に対しても、とても丁寧に接してくれます。
そのため、私のところに協会スクール卒業生が開業前後のサポートに来た際には、石川さんにも一緒に入ってもらうことがあります。
数年前には自分が教わる側だった人が、
今度は新しく始める人を支える側になる。
私は、こういう関係がとてもいいなと思っています。
ケース② ホームページから突然連絡をくれた高杉さん
高杉さんとの出会いは、2023年の秋、約3年前です。
ある日、ワンダフルクリーンサービスのホームページを見た高杉さんから、公式LINEに問い合わせがありました。
内容は、
「ハウスクリーニングの仕事を教えてもらえませんか?」
というものでした。
さらに、できれば仕事も紹介してもらえたら、という話でした。
当然ですが、連絡をいただいただけで仕事をお願いすることはできません。
技術も分かりません。
人柄も分かりません。
仕事に対する考え方も分かりません。
そこで、まず空室クリーニングの現場に一緒に来てもらうことにしました。
振り返ると、これが今考えている「仕事体験」でした
実際の空室クリーニングを一緒にやってみる。
作業を説明する。
簡単なことを実際にやってもらう。
その中で、
仕事への姿勢、
分からないことへの向き合い方、
人柄、
やる気、
などを見る。
高杉さん側も、
「実際のハウスクリーニングとはこんな仕事なんだ」
と知ることができます。
今振り返ってみると、
今回始めようとしている「ハウスクリーニング仕事体験」と、かなり近いことを2023年、約3年前に既にやっていました。
現在は空室クリーニングを中心に活躍しています
最初の現場で高杉さんの人柄や仕事に対する姿勢を見て、
「この人なら大丈夫そうだな」
と思い、その後少しずつ仕事を教えるようになりました。
もちろん、最初から何でもできたわけではありません。
現場を経験しながら、少しずつできることを増やしていきました。
現在では空室クリーニングを中心に安定して仕事をされていて、ワンダフルクリーンサービスの仕事もお願いしています。
私にとって、今では大切な仕事仲間の一人です。
2023年の約3年前、ホームページから一本の問い合わせをもらったことが始まりでした。
ケース③ 新人時代から付き合いが続いているHさん
もう一人が、同じさいたま市でハウスクリーニング業を営んでいるHさんです。
Hさんとも、新人時代からの付き合いになります。
開業当初は現場について相談を受けたり、仕事について話したりしながら、少しずつ経験を積んでいきました。
その後、Hさん自身がどんどん仕事を増やしていきました。
現在では自分でしっかり集客して事業をされています。
以前のように私の仕事を頻繁にお願いする関係ではなくなりました。
でも、それは悪いことではありません。
むしろ、
自分で仕事を取って、自分の事業を作っていけるようになった
ということです。
現在でも、必要な時には仕事を手伝ってもらうことがありますし、仕事とは関係なく一緒に飲みに行くこともあります。
今では「教える・教わる」という関係ではなく、同じ地域で仕事をする同業者の一人です。
3人とも、現在の関係は違います
・石川さん。
・高杉さん。
・Hさん。
3人とも、出会い方が違います。
現在の働き方も違います。
私との仕事上の関係も違います。
石川さんは、開業サポートを受ける側から、新しい人を支える側へ。
高杉さんは、仕事体験に近いところからスタートして、現在も一緒に仕事をする仲間へ。
Hさんは、新人時代のサポートから、自分で仕事を取る独立した同業者へ。
どれが正解ということではありません。
むしろ私は、これでいいと思っています。
「教えた人を囲い込みたい」わけではありません
今回、ワンダフルクリーンサービスで仕事体験を始めるにあたり、大切にしたいことがあります。
それは、
参加した方をワンダフルクリーンサービスの仕事をする人にしたいわけではない
ということです。
・自分でホームページを作って仕事を取ってもいい。
・マッチングサイトを使ってもいい。
・他の清掃会社から仕事をもらってもいい。
・自分でお客様を増やしてもいい。
そして、いつか私より忙しくなっても全く構いません。
それぞれが自分の事業を作っていけばいいと思っています。
それでも、困った時に助け合える関係があればいい
一人でハウスクリーニング業をやっていると、
「一人では終わらない現場」
「急に人手が必要になった現場」
「自分が経験したことのない作業」
などが出てきます。
そんな時、
「ちょっと手伝ってもらえませんか?」
と言える人がいるのは、とても心強いです。
逆に、仲間が困っていれば、自分が手伝うこともできます。
私は、こういう関係をこれからも少しずつ増やしていけたらと思っています。
仕事体験の先に「同業者のつながり」が生まれたら
今回始める仕事体験も、
「参加したら仕事を紹介します」
という制度ではありません。
採用や業務委託を前提としたものでもありません。
まず実際の仕事を知ってもらう。
そのうえで、
「やってみたい」
と思えば次に進む。
その後どうなるかは、その人次第です。
でも数年後、
「仕事を手伝ってもらえませんか?」
「この現場、一緒にやりませんか?」
「この汚れってどうしています?」
そんなやり取りができる関係になっていたら、私はそれも一つの成功だと思っています。
石川さん、高杉さん、Hさんとの関係も、最初から今の形を目指して作ったものではありません。
一緒に現場を経験して、仕事をして、少しずつ信頼関係ができた結果、今があります。
人を増やすより、長く付き合える人と出会いたい
ワンダフルクリーンサービスの仕事体験は、年に1~2名程度を考えています。
大人数を募集する予定はありません。
たくさんの人に技術を教えるスクールを作りたいわけでもありません。
一人でも、
「この人とはこれからも付き合っていきたいな」
と思える人と出会えたら十分です。
そして数年後、その人が自分で仕事を取ってハウスクリーニング業を続けている。
時には一緒に仕事をする。
時には相談する。
時には仕事とは関係なく話をする。
さらにその人が、次に始める人を少し助けてあげる。
そんな小さなつながりが地域に増えていったら面白いと思っています。
仕事体験について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
▶ハウスクリーニングを仕事にする前に、一度現場を体験してみませんか?
体験後から開業までの選択肢については、こちらで紹介しています。
▶ハウスクリーニング仕事体験のその後は?|開業までの選択肢とリアルな流れ
▼この記事を書いた人▼
ワンダフルクリーンサービス 代表 浦上
さいたま市を中心に、空室クリーニング・原状回復・退去立会いを行っています。
二級建築士として住宅施工に携わった経験と、ハウスクリーニング士として培った現場経験を活かし、オーナー様にとっても次の入居者様にとっても気持ちの良い住まいづくりをサポートしています。
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