さいたま市の大家さんへ|退去立会いでは何を確認する?元現場監督が見るチェックポイント
退去立会いでは何を確認する?元現場監督が見るチェックポイント
賃貸物件の退去立会い。
「室内に傷や汚れがないか確認すればいい」
と思われがちですが、実際にはそれだけではありません。
退去した部屋は、このあと
原状回復 → 空室クリーニング → 次の入居者募集
へと進んでいきます。
そのため退去立会いでは、現在の傷や汚れだけでなく、
・修繕が必要なところ
・設備の不具合
・清掃で改善できるところ
・交換を検討した方がよいところ
・今後注意して見ていきたいところ
なども一緒に確認しておくと、その後の原状回復や物件管理がしやすくなります。
ワンダフルクリーンサービスでは、ハウスクリーニングだけでなく、さいたま市の大家さんを対象に退去立会いにも対応しています。
今回は、現場監督として18年以上住宅に携わってきた経験と、現在のハウスクリーニングの経験をもとに、私が退去立会いでどんなところを確認しているのかをご紹介します。
退去立会いで大切なのは「記録を残すこと」
退去立会いでは、傷や汚れを見つけることも大切ですが、もう一つ重要なのがその時の状態を記録として残すことです。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも、入居時・退去時に物件の状態を確認し、チェックリストや写真などを活用して記録しておくことが推奨されています。
特に、
「この傷はいつからあったのか」
「入居前からあったのか」
「退去時にはどの程度だったのか」
といったことは、時間が経ってから確認しようとしても分からなくなってしまいます。
そのため当店では、「チェックシート・間取り図・写真」を使って、できるだけ物件の状態を残すようにしています。

▲退去立ち会いチェックシートの一部
私が退去立会いで確認しているポイント
ここからは、実際にどのようなところを確認しているのかをご紹介します。
① 壁・天井
まず確認するのが壁や天井です。
クロスの状態だけでも、
・傷
・めくれ
・穴
・汚れ
・カビ
・変色
・家具などによる跡
・ビスやフックなどの跡
などがあります。
ただし、傷や汚れがあるからといって、すべてを単純に「張替え」と判断するわけではありません。
・清掃で改善できるのか。
・部分補修ができるのか。
・張替えが必要なのか。
こうした点も確認しておくことで、その後の原状回復工事を検討しやすくなります。

▲クロスの傷、汚れ、剥がれ、変色、カビ、フック跡などを確認し図面に記録します。
② フローリング・床
床も退去時にしっかり確認しておきたい場所です。
例えば、
・引っかき傷
・へこみ
・変色
・黒ずみ
・水濡れ跡
・面材の剥がれ
・ワックスの劣化
・フローリング自体の劣化
などがあります。
ここでも重要なのは、
「汚れている=交換」ではない
ということです。
洗浄で改善できる場合もあれば、ワックスの剥離で改善できる場合、補修が必要な場合など、床の状態によって対応方法は変わります。
当店ではフロアクリーニングも行っているため、清掃・剥離・ワックスなどでどこまで改善できそうかという視点でも確認します。

▲フロアクリーニングの傷、黒ずみ、へこみ、剥がれ、変色、汚れを確認し図面に記録します。
③ 建具・収納
室内ドア、クローゼット、収納などの建具も確認します。
見た目は問題なくても、
・ドアが閉まりにくい
・建付けが悪い
・丁番が緩んでいる
・取っ手がぐらついている
・クローゼット扉が外れそう
・棚板が破損している
といった不具合が隠れていることがあります。
次の入居者が入ってから、
「ドアが閉まらない」
「収納扉が外れた」
となれば、再度業者を手配しなければなりません。
退去後の空室期間は、こうした細かな不具合を確認する良いタイミングでもあります。

▲立ち会い時に調整可能か、交換しないといけないのかを確認します。
④ キッチン・浴室・洗面・トイレ
水回りでは汚れだけでなく、設備の状態も確認します。
例えば、
・水漏れ
・排水不良
・蛇口のぐらつき
・コーキングの劣化
・換気扇の動作
・鏡や設備の破損
・収納扉の不具合
・カビや著しい汚れ
などです。
特にコーキングは、清掃だけでは改善できないケースがあります。
黒カビや劣化が進んでいる場合は、次の入居前に打ち替えておいた方がよいこともあります。
ワンダフルクリーンサービスでは空室クリーニングと合わせて水回りのコーキング打ち替えにも対応しているため、清掃だけでなく、その後の仕上がりまで考えて確認しています。

▲清掃だけでは解決できない不具合にも対応しています。
⑤ エアコン・換気扇・照明などの設備
設備については「付いているか」だけでなく、可能な範囲で動作も確認します。
例えば、
・エアコン
・換気扇
・照明
・インターホン
・給湯設備
・水栓
・トイレ
・その他備え付け設備
などです。
設備の不具合は、次の入居後に発覚するとオーナー様の対応負担が増えてしまいます。
退去時に確認できるものは確認し、必要に応じて修理や交換を検討できる状態にしておくことが大切です。

▲全ての設備の動作確認を行います。
「誰が負担するか」と「物件をどう直すか」は分けて考える
退去立会いでは、傷や不具合を見つけると、
「これは借主負担?」
「これは大家負担?」
という話になりがちです。
もちろん原状回復において重要な部分ですが、大家さんの物件管理という視点では、もう一つ考えたいことがあります。
それが、
「次の入居に向けて、この部屋をどういう状態にするか」
です。
例えば床に傷があったとしても、
・全面張替えが必要なのか。
・部分補修で済むのか。
・清掃で目立たなくなるのか。
・今回は何もしないという選択肢があるのか。
物件の築年数や家賃、今後の修繕計画によっても判断は変わってきます。
退去立会いは「借主様にいくら請求するかを決めるためだけの時間」ではなく、大家さんが今後の原状回復や物件維持を考えるための現況確認の機会でもあると私は考えています。

▲不具合箇所を間取り図に記入し、状況を分かりやすく記録します。
現場監督時代の経験も退去立会いに活かしています
私はハウスクリーニング業を始める前、住宅会社で18年以上、現場監督として住宅建築に携わっていました。
戸建住宅では500棟以上の現場を経験しています。
現場監督の仕事では、完成した住宅の検査だけでなく、
「これは清掃で直るのか」
「補修が必要なのか」
「施工上の問題なのか」
「交換した方がいいのか」
などを判断する場面が数多くありました。
現在はハウスクリーニング業者ですが、この経験は退去後の室内を見る際にも役立っています。
単に、
「汚れている」「傷がある」
で終わらせるのではなく、
「このあとどうするか」
まで考えて確認する。
これが当店の退去立会いで大切にしている部分です。

写真やチェックシートを「次回」にもつなげる
退去立会いで記録した情報は、その場だけで終わらせる必要はありません。
例えば、
・今回の退去時に撮影した床の写真。
・水回りの状態。
・設備の状態。
・修繕した場所。
・交換した設備。
こうした情報を残しておけば、次回の退去時にも比較できます。
「前回もここを補修した」
「この設備は○年前に交換した」
「以前からあった傷だった」
といったことが分かりやすくなります。
当店では今後、こうした情報を物件ごとに蓄積する**「物件カルテ」**として管理し、大家さんの物件管理にも活用していきたいと考えています。

さいたま市の大家さんの退去立会いにも対応しています
ワンダフルクリーンサービスでは、さいたま市の大家さんを対象に退去立会いサービスを行っています。
退去立会いだけでなく、
退去立会い
↓
室内状況の記録
↓
原状回復
↓
空室クリーニング
↓
次の入居準備
まで、一連の流れでお手伝いできるのが当店の特徴です。
特に、
「自主管理なので退去時に見てもらえる人がほしい」
「清掃だけでなく室内の不具合も確認してほしい」
「毎回の修繕履歴を残していきたい」
「原状回復から空室クリーニングまでまとめて相談したい」
という大家さんは、お気軽にご相談ください。
▶大家さん・管理会社様サービス詳細はこちら
なお、当店の退去立会いは室内状況の確認・記録・報告を中心としたサービスです。
借主様との費用負担に関する交渉や、法的判断を行うサービスではありません。
さいたま市で自主管理されている大家さんの「物件を長く管理していくための目」として、お役に立てればと考えています。
▼この記事を書いた人▼
ワンダフルクリーンサービス 代表 浦上
さいたま市を中心に、空室クリーニング・原状回復・退去立会いを行っています。
二級建築士として住宅施工に携わった経験と、ハウスクリーニング士として培った現場経験を活かし、オーナー様にとっても次の入居者様にとっても気持ちの良い住まいづくりをサポートしています。
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